第1回 ぎふ周産期こころの研究会 グループワーク
行政の現状や周産期の歴史、現場の事例紹介など1、2部のお話をきき、参考にしながら各班でグループワークを行っていただきました。おのおのマドレーヌで進行役、書記係、プレゼン係と決めていただきました。テーマはずばり「理想の長期支援のあり方」です。それぞれが、真剣に、でも楽しそうに議論をしてくださいました。皆がそれぞれプロフェッショナルとして、多職種間の意見交換ができていたようです。実際のプレゼンではA4「一枚に1理想」という風におまとめいただき、OHPに映しながら、3分間スピーチをしていただきました。「ちーん」と終了の鐘の音がなるまで、みなさん熱くプレゼンしていただきました。ここには、そのA4一枚にお書きいただいた、タイトルのみを載せています。この数行の文字の背景に、皆様の多くの議論があったことは言うまでもありません。
【GWテーマ】
こうなったらいいな、こうだったらいいな ~こども・家族・親の「こころ」を支えるための夢を語ろう~
【各GWの発表要旨】
【1G】
子ども、家族を支援するために大切な“いい循環”作り!!
1.ケアをしている側(人々)のケア
・モチベーションアップ:認め合い、ねぎらい、学びあい
2.支援者側の抱えるジレンマ
・制度、待遇
・心を開いてくれるまでのチームサポート
3.つなぐ・つながる相談
・孤立するお母さん
4.卒業後の生活を見通して
【2G】
1.お母さんのSOSメッセージを出しやすくする、ひろいやすくする
・お父さんのサポート(お母さんの一番の支えに)
・相談できる時期と場所を増やす
・専門職に対するオペレーター
・地域資源の知識、技術の向上
2.素早く、適切な支援を即できるように!
・個人情報の統一化
ICチップ? 倫理、技術の問題!
【3G】
1.ソーシャルキャピタルを育むつながりを作る
2.仕組みを作る
3.教育 「こころ」を一番に!
【4G】
すべての子どもが家庭で幸せに暮らせる社会づくり!
1.ずっと関われる関係 妊娠中~出生~NICU~退院~地域
2.小児版訪問看護ステーション
3.心配のない社会
4.小児看護ネットワーク
【5G】
1.福祉と医療が歩み寄り、家族を支えていく社会
福祉の視点から
・わかりやすい説明
・訪問看護の充実
・RHを増やす
セルフケア能力を向上させていかなくては、社会的自立にならない!!
2.助産院、産科クリニックとNICUを持つ施設との連携をもっと蜜にできるシステムができるとよい
・母子分離にある母親へ、母乳・精神的ケアなど多くの支援ができる
・個人情報の壁、何とかできないか
3.『小児在宅のケアマネを作ってほしい』
4.安田さんへ
子どもの担当者会議をやってほしい
【6G】
1.この子らを世の光に! みんなで輝く世の中に!
2.こころからこころを支える
【7G】
1.サービスの地域格差をなくす
2.出生前診断での選択。。。
・障害について知らない…不安
3.いろんな人がいて、どんな人も皆受け入れられる社会を!
・子どものときから、いろんな障害のある人(子)と触れ合える機会作り
教育の中で:幼稚園、小学校、中学校、高校、大学
地域で:社会人
【8G】
1.もしも“障がい”と向き合うことになったときに、そのときから成人期までの様子(生活 (本人・家族とも))をイメージできるよう、情報提供できるネットワークづくり
・“知らない”“イメージがわかない”は、大きな不安になり、正しい選択ができない
・家と病院は違う
【9G】
1.NICU退院後もどのようになっているのか確認したい
1)システム作り
2)3Dモニターによる相談
2.重心の子の受け入れ先
1)少ない
2)人工呼吸器
3)行政に期待
3.横のつながりが大切
4.親に「違ってもいいよ」と伝える
【10G】
1.障がいのある子、障がいのない子、一緒に交流する場を…