
第1回 ぎふ周産期こころの研究会
2014年8月30日(土)
13:00〜17:30
岐阜県総合医療センター講堂
参加費1,000円、懇親会費4,000円
メインテーマ;
『障がいとともに歩む子どもと家族を支える
〜周産期、乳児期、小児期の継続的な連携とこころの支援〜』
【第一部】
基調講演;都竹淳也氏(岐阜県健康福祉部 地域医療推進課 障がい児者医療推進室長)
『"行夢員"の立場から、障がい児者医療福祉の環境を変えたい
〜こころで支える、こころが支える、こころを支える〜』
世の中の埋もれている課題に気づき、そこに日を当てて、県の課題として取り組んでいくことで、
もっと多くの本当に困っている人たちを助けていきたいですね。そして「まずはやる、現場に足を運ぶ」そして「自分事として考える」ことはずっと大切にしていきたいです。
「another life 一日だけ他の誰かの人生を『都竹淳也の人生』」より
公開対談「市郎の部屋」;『いのちを、こころを、夢を 語ろう』
仁志田博司(日本の周産期医療を創った男;東京女子医科大学母子総合医療センター元所長)
わたしは あなたへ 一生を ささげることにしました
わたしは あなたの瞳の奥に 長い間 さがし求めていた 無垢の世界を 見たのです
あなたは わたしに 思い出させてくれたのです
わたしが かつては あなたであったことを そして 無垢の心を 持っていたことを
わたしは 大声で 叫びたい気持ちなのです
あなたに生きることが 私の天職である 幸せを
仁志田博司著「新生児学入門」冒頭文より抜粋
VS
川鰭市郎(日本の産科医療に新しい道を開いた男;長良医療センター周産期診療部長)
「その赤ちゃんがいたことで、ご夫婦は向かい合って子どもや家族のあり方について一生懸命話し合う。その赤ちゃんがいなければ語らなかったことについて語り合う。それはご夫婦にとって、大きな物を残すことになる。だから80年生きた命も、10分で亡くなった命も、生まれてきたときには心臓が動いていなかった赤ちゃんも含めて、生まれてこなかった方がよかったという命は、ひとつもない」
NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」より
【第二部】
一般演題・グループワーク
『子ども、両親、家族を支え続けるために、
職種・関わる時期を超えて、一人一人にできることは?』
「育児練習入院から在宅へ移行した家族との関わりから
~周産期連携の中での家庭へ送り出す病棟として~」
長良医療センター 小児科産科病棟 看護師 竹田錦紀
「障がいと共に家族を支える〜事例への関わりを通して~」
岐阜県総合医療センター 臨床心理士 鈴木美砂子
「小児訪問看護・訪問リハビリの現場から見る、家族の心のケアと児の発達」
訪問看護ステーションやすらぎ 代表・PT 西脇雅
「重症児の教育現場で感じる家族の力」
岐阜県教育委員会 特別支援教育課長 安田和夫